子どもの頃からなりたいと夢見た保育士。”子どもが好き”という真っ直ぐな思いすら潰されそうなくらいに現実は厳しく、退職した

初めまして。現在2児の母をしておりますしょこらと申します。過去に2年間、認可保育園での勤務を経験しました。

幼い頃から夢見ていた保育士。大人になってもその夢は変わらず、保育士免許と幼稚園教諭の免許を短大で取得し、憧れの保育園に就職しました。

4月の就職前に行われる研修期間から、保育園の厳しい現実を目の当たりにしました。

まず子どもの保育以外の事務的な仕事量の多さに驚きました。私の務めていた保育園には事務員や清掃員、看護師など1人もいなく、その役割の職員がいればやらなくていいはずの仕事までも、クラスをもつ保育士が負担してやっていました。

早番は朝の6時45分までに出勤します。その後園長に内線で出勤したことを報告します。

シフト通りなら、早番は16時には退勤できますが、そんなことをしている保育士は誰もいませんでした。早番だろうが中番だろうが遅番だろうが、帰りはほとんど皆一緒です。

また、先輩保育士が帰らないと、若手の保育士は仕事が終わっても帰れないという暗黙のルールもありました。

先輩保育士からのいじめもあり、職員室の雰囲気はいつも最悪でした。陰口や、わざと本人に聞こえるような悪口、またひどい時はものを投げつけられるなど、見ていられない光景ばかりでした。

若手の保育士の退勤時間は毎日だいたい21時頃です。また園長に内線をし、最後に誰が鍵を持って退勤するのかを報告します。

当たり前のように残業手当はつきません。何時間残業してもです。

だからと言って誰も早く帰ろうとはしません。先輩保育士は若手保育士に仕事を押し付け、自分の仕事が終わっても雑談していてなかなか帰ろうとしませんでした。

早番だった時は帰り道が眠くて眠くて仕方ありません。車での通勤だったのですが、過労運転で大変でした。

家には夕飯を食べて寝に帰るだけのようなものでした。

園長はなかなか保育の現場には現れません。行事の時だけです。それにも関わらず、行事に来た時目に付いた保育士に言いたいことを言って去っていきます。ほとんどコミュニケーションというものがありません。

保育士に負担がかなりあり、皆余裕がなく毎日ピリピリしています。

1番苦痛だったのが、気持ちにも時間にも余裕があれば怒らなくていい場面で、子どもたちに当たり散らす保育士がたくさんいたということです。

子どもたちもそれに慣れてしまっているので、若手の保育士が少し注意しただけでは全く言うことをきかないのです。

だんだんと先輩保育士たちのような振る舞いに似てくる自分が嫌で仕方なく、退職を決意しました。

職員の手が足りていないので、簡単な理由では誰も辞められません。先輩保育士の中で、授かり婚を理由に退職を願い出た人がいたのですが、職員会議での園長からの嫌味に耐えられず号泣していた姿は今でも忘れられません。

私の同期も4人いたのですが、そのうちの1人が授かり婚でした。お腹が大きくなる前に、引っ越しという嘘をついて退職していきました。

私もクラスの子どもたちが可愛くて可愛くて仕方なかったのですが、このような現状を家族や婚約者に話していたところ、3年目を続けるのに反対され、退職しました。

結婚は本当にする予定だったのですが、結婚して保育園から遠い場所に住むという嘘をつき、園長を説得して退職しました。

どんなに魅力的なホームページの保育園でも、どんなに素晴らしい建物の保育園でも、やはり就職してみないと中身はわかりませんね。

お給料は、1年目手取りで15万円、2年目は16万円くらいでした。
ボーナスは夏と冬に2回ありましたが、残業手当は1円もつきませんでした。

ボーナスがあるくらいなら、残業手当をつけてもらった方がよっぽどお金になります。

当たり前のようにタイムカードがありませんでした。
出勤は遅刻するととても怒られるのに、残業はいくらしても怒られることも褒められることもありませんでした。

いまだに担当していたクラスの子どもたちの成長が気になるし、会いたいとも思っています。

本当に子どもたちが大好きでしたが、泣く泣く保育園を退職しました。