保育士としてのやりがいの搾取の中での葛藤

初めまして、むーみんと申します。
私は短期大学で保育士資格を取得後、4年間幼児担任として勤務した後に退職をしました。
私は小学生の頃に縁あって出会った保育所で「この園の先生になりたい」と思い、保育士を目指したぐらいに憧れていた保育園に念願の就職をしました。憧れていただけあり、就職をしてみると子どもたちの為にと熱心な先生方が多く本当に毎日やりがいの中で保育士をしていました。
しかし、子どもたちの為にと熱心になればなるほど、保育士として頑張れば頑張るほど、睡眠時間と自由時間は削られていきますし、親はこちらの熱意や思いなどどこ吹く風で好き勝手に言ってきます。
同じ保育士をしている友だちにすら「働き過ぎじゃない?」と言われるほどで心身ともに削られる毎日の中、それでも子どもたちの成長という目に見える形でのやりがいだけが心の支えで、深夜や明け方まで続く会議や12時間を越えるサービス残業もなんとも思わずに過ごしていました。
そんな私が「辞めよう」と思ったきっかけは、身体の不調でした。原因不明の発熱、睡眠障害、胃痛、ストレスがやりがいを上回り体に出てきても栄養ドリンクや点滴で騙しだましで続けてきましたが、ある日本当に「このままでは死んでしまう」と思ったことがきっかけでした。
「子どもたちにとってよい環境=保育士の頑張り」なんです。
最低賃金、保育をしている8時間以外の仕事はすべてサービス残業、家で仕事をしている時間も含めると月50時間を越える残業に、行事の時は27連勤なんてこともありました。保育士は子どもと遊んでいるだけが仕事ではありません。
その遊びの中でどれだけ成長につながるか、社会とのコミュニケーション力を培っていけるかを真剣に考えています。
その為の月案・週案・日案の作成はサービス残業です。行事があれば行事の準備、保護者会に向けての資料作り。すべて仕事なのにお給料は発生しません。
お給料が安く、ストレスを発散できるほど自分の好きなものも買えない、休みがなくて旅行にもいけない。それでも子どもたちの笑顔と成長のやりがいだけが救いで続けていましたがこんなのは「やりがいの搾取」です。
保育士は慈善事業ではありません。資格のある立派な仕事です。
それが認められる社会になることを心から祈っています。