園の方針と自分のこころ

 保育所の保育方針は園によってさまざまだと思います。
 私が経験した保育所の方針は、言うならば(実情として)、
『子どもは未熟で至らない存在であり、躾が必要で、集団行動に沿うことを何よりも大切にする、それに従えない子供は強く叱る、押し入れに入れるなどの罰を与えて言う事を聞かせる、そういう存在にしたてる』 というものでした。
 自分自身の遠い記憶、保育所に預けられていた頃(40年近く前)の記憶と重なるところもあり、これだけ時代は自由に進化しているのに、この場所だけ、40年前のまま時が止まったようで、正直、まだこんなことをしているのかと絶句してしまいました。 
今の時代、小学生にまでなると不登校の子供たちが増えていますが、子供たちは時代に合わせて変わってきているのです。
それなのに、保育方針、システムが集団の、外面の、体裁に合わせる、個性を閉じ込める、もちろん協調は必要ですが、個よりも集団を重んじるほうに偏りすぎていて、そういう姿勢がこの時代の子供たちには全くふさわしくない、と強く感じてしまいました。 褒めること、温かく抱きしめること、触れ合うこと、語らうことも禁止、な雰囲気で、子供を褒めようものなら、他の先生からのぴりっとした空気を感じる、そんな場所でした。
 先生方は、保護者観覧の出し物に追われ、それが園の一大イベントでした。 衣装や小道具など家に持ち帰って作成するのは当たり前、それでは疲れてストレスが溜まるのも当然です。子供にも愛情が注げないのも、、、
 対面を気にした出し物、観覧会がそんなに必要でしょうか。
 観覧会をするにしても、もっと簡単なものにしてはどうでしょうか。
 子供たちにとって、本当に必要なことはなんなのでしょうか。

 わたしは、こどもに愛情を注げる、褒める、そのうえで、協調性も大切にする。 こどもの個性を大切にした活動を中心にした園で働きたいと思い、この園を数ヶ月で去りました。

 保育園は女性ばかりで、どうしても安定志向になり、改革改善の視点が不足します。 もっと男性的な視点を取り入れられたら良いのですけれど、、、 もっと合理的に、効率的に運営して、保育士自身ももっと「楽」になるべきです。そうでないと、余裕がないと子どもに愛情をそそげない。 八つ当たりの矛先にしているような先生もいました。